国立がんセンターなどの研究班が、がん患者の10年生存率を公表したそうだ。
がんと一言で言っても、色んな種類があるのはわかっているし、今や別に不治の病でもないのだというがその割に有名な方が不惑を越えたくらいでまだ若いのに亡くなったとかニュースを見る事もある。がんに気を病まねばならぬのかそうでもないのかよくわからない。
部位によって10年生存率に大きな差・・・大きな差がここまでとは正直驚いた。
甲状腺がん・乳がんは80%を超える生存率だが、すい臓がんは4.9%だそうだ。これは、同じがんでも切迫度合が全く異なる。
自分の身の周りでも、がんの話をよく聞くようになった。父も先日、肝臓がんの摘出手術をした。何と肝臓がんの10年生存率は20%程度で、すい臓の次に低い。新聞の記事を見てさすがに少し緊張した。このようなデータは知識の蓄積にはなる。生存率の低いがんであると知れば、患者さんも、その周りの方々も心構えが変わるだろう。
部位によっては生存率が高く80%を超えると言っても、20%近い方は亡くなられている。逆に、20%しか生き延びない部位もある。そのデータの蓄積には数多くの人生があったのだ。1人1人の人生、命の重みに想いが至るとそのデータの事実は、より重い。
その重みに想いを至らせ、がん治療の研究をし、進歩させている人たちの仕事の素晴らしさに頭が下がる気持ちでいっぱいです。
私はせめて生きる時間の多くを過ごす家で過ごす時間をより快適にしてもらうために、一人一人の人生に向き合いたいと思います。
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