辞任について

甘利大臣が辞任した。

 

秘書が、業者から受け取った金を一部個人的に流用したという内容。

 

甘利大臣本人も、業者からお金を受け取っていたが、適法に処理するように指示していたという。

 

何が真実かは、わからないし、一市民が軽々に語る事でもないだろう。

 

だが、この辞任が日本国内及び国際的にもどれだけのダメージになるのかを考えると、怒りの感情が湧くのは当然だ。脇が甘いと言われても仕方ない事なのではないだろうか。

 

新聞報道等で、甘利大臣の仕事ぶりはとても高く評価されていて、TPPに関する交渉の場ではハードネゴシエーターとして各国の代表からも一目置かれる存在だったという。それが本当だったのであれば、何故今回のような情けない末路をたどってしまったのか・・・。

 

【必要悪】がある事は、みんなわかっている。綺麗事だけで、大義を形にすることは難しいのだろうとも思う。それにしては、帯にも足りない50万円を直接受け取って、辞任に追い込まれたのは実に寂しい。

 

26日の首相動静をみると、その夜、石原伸晃氏と会っていた。そこでもう後任の話は済んでいたのだろう。それなのに、報道では甘利大臣は会見の直前に辞任を申し入れ慰留されたが最終的に承認されたと書かれている。

 

国民は、何を信じてすすんでいくべきなのだろう?!

本気で、仲間・同志のために良い国を作りたいと思って仕事をしている人がたくさんいるだろうに、そのような姿が見えず闇にまぎれた政治の姿だけが浮き彫りにされるのが悲しい。