2歳でもわかってる、について

娘は、2歳4ヶ月。

 

その年齢で、何が出来るのが標準かはよくわからないけれど

 

「あぁ、もうこんなことがわかるんだ・・・」

と、驚かされる機会は多い。

 

家に帰って、いつも通り子どもたちと風呂に入り寝る準備に取り掛かる。

 

子どもたちが、読みたい本を持って来て、ベッドの上で僕の胡坐の中に座り込む。

そこに、SNSで仕事の連絡が来て、すぐに返事をしなければならない。

 

「ごめん、お仕事の連絡が来たから、お返事するまで待ってね」

 

というと、ちゃんと娘は「うん。・・・もう終わった?・・・終わった?まだ?」

と、返してくれる。決して「イヤイヤ」とか「はやく読んで!」とは、言わない。

僕の立場を考えて、尊重してくれているのだ。

 

何気ないことではあるけれど、とても感じ入るものがあった。

 

返信ボタンを押して「お待たせ!読もうか♪」と笑顔で言うと

待っていてくれた娘は、喜んで本を楽しんでくれた。

 

大人は、どうしても自分の都合で動いてしまう。

「~~~方がいい」という思い込みは強い。

 

「~~してあげたのに!」

「~~の方がいいのに!」

とか、子どもに声をかけたことがあるかと聞けば

多くの親がそれは言った事があるというだろう。

 

子どもには、子どもの考えがあり、リズムがある。

 

自分で考えて、行動しようと思っているのに

大人が先回りをしてしまうと、子どもの可能性の芽を摘むことにしかならない。

 

2歳にもなると分別がついている。

たまに、赤ちゃんみたいなことをするけど、それは可愛げに他ならない。

 

服を汚したっていい。

機嫌が悪くて、モノを投げてもいい。

ギャーッと大きな声を出したっていい。

 

全て、今しか見せることのない、かけがえのない子どもの姿だ。

 

汚れたら嫌な思いをするのは自分。

モノを投げたら危ない。

大きな声を出したら、周りが迷惑。

 

それは、ちゃんと伝えてあげたらいい。

頭ごなしにではなくて、一度はしっかりと子どもの気持ちになって

やった理由を考えてあげること。

 

理由なんてない、それが理由。という時もある。

 

でもそれを感じようと努力することが、親になった以上は必要なんだと思う。

子どもを認めてあげることで、自分を認められるようになる。

 

まだまだちっちゃいから、何もわかんない位の無垢な子どもで

いて欲しい気持ちになる。2歳の娘が、一丁前に色々分かってるだなんて

ちょっと寂しいな~。