橋を架ける。
その響きにドキドキするのは
アテネ五輪での体操日本代表
冨田選手の鉄棒演技
クライマックスでの実況
栄光への架け橋だ~!!
を知っているからでしょうか。
今見ても聞いても、あの実況はグッときます。
ゆずの【栄光の架け橋】を車で聴いているときは
もれなく熱唱です。
(キーも絶妙にギリギリなので熱唱しないと出ない
笑)
本当に、橋を架ける作業をやった事がある方、いらっしゃいますか?
私は会社員の時、採用した内定者達を北海道に連れて行き
研修と称した中で、キャンプ場の川に橋を架けて、最後に
それを社長が渡る。というイベントをやった事があります。
川の両端に支店となる物を見つけて、固定し、ロープをかけ
材料を運び、足場を固定し、崩れないよう補強し・・・
果てしなく大変でした。
その割に、出来た橋は貧弱でとても人の重みを支えられる
ようには見えない代物でした。
よく一部上場の社長があれを渡ってくれたもんです(笑)
落ちるのを分かりながら、社長はなぜ渡ったのか?!
今なら分かります。
紛れもなく、社長は感動していたのだと思います。
社を背負っていくであろう若者達がひたむきに架けた
橋は社長と社員の信頼の架け橋だったのです。
川に落ちても大丈夫。
溺れる危険はない。
社員をいじるネタにもなるetc
冷静な判断は当然あったと思いますが、それよりなにより
見た目には貧弱なその橋がまるで、若者達と自由に行き来できる
立派な石橋に見えたかもしれません。
僕らも普段、知らず知らずのうちに橋を架けています。
出逢った人達と、心を通じあわせています。
不安定な吊り橋もあれば、丸太の橋もあれば
頑強な石橋もあるでしょう。
橋のポイントは、自由に行き来ができる事です。
子どもと、家族と、仲間との間にかかっている橋が
どんな橋かイメージしてみてください。
自然に挨拶を交わせる
笑顔で話ができる
ならば、糸の橋がかかっています。
互いの弱点が分かってる
相手の喜ぶ事をしてあげたくなる
ならば、木の橋がかかっています。
でも家族ならor真の仲間なら
どんな苦労も共にできる
自分を絶対助けてくれると信じられる
石の橋が架かっていると、思いたいですよね。
でもどうでしょう?!
生半可な事では、そんな橋はできない
と思いませんか?
子どもが「パパorママは絶対自分を助けてくれる」
と、信じる状態にあるかどうか。
普段の自分の態度はどうだろう?!
頭ごなしに怒られたり、否定されたり
嘘がバレたりすると、強固な橋も壊れます。
糸から徐々に強くしてきた橋が壊れるのは簡単です。
橋は一方通行ではないから、作るのが大変なんです。
そんな見方で、周りの方々との関わりを考えて
みるとその大切さが身に染みます。
石の橋があると思えたら、それこそまさに
《奇跡》
と言えるくらいです。
その方を大事にしてくださいね。
暑い夏、そして梅雨。心も雨降りになりがちです。
増水しても壊れない橋を作りましょう。
それでは、また次回。
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