父親ほど楽しいものはない!

先日、とある喫茶店にて。

 

真夏の昼下がり。仕事の合間の時間に

アイスコーヒーで涼を取る。

 

日焼けした野球部員が、練習を終えてか

多少のけだるさを見せながら

フラペチーノを飲みつつ談笑する姿は

青春真っ盛りでとても清々しい。

 

そんな喫茶店に、親子連れが入ってきた。

 

歳の頃は40前後の父親と、2歳になるか

ならないかの小さい男の子。

 

父親は、やおら携帯電話を取り出すと

ひたすらそれに目を向け、無表情に飲み物をすする。

 

子どもは、店の色々なものに興味を示すが

父親と向かいの席で大人しく飲みものを飲んでいた。

 

無表情に携帯をいじる父親は、全くそこから目を

話す気配もない。

 

店の中を見回し尽くし、飽きてきた子どもは

父親の膝に登ろうと挑む。

 

膝につかまり、登ってくる子供には目線を

一目たりとも合わさず、父親は引き続き携帯をいじる。

 

「・・・。」

 

この時点で、私はだいぶ気分が悪い。

 

 

店の中にある階段に興味を持った子どもが

 

「階段登ってみたい~」

 

子どもの感覚としては自然な興味だろう。

 

「あの先には、何があるんだろう?」

 

という、子どもの興味をさらにそそるような一言を添えて

一緒に階段を上ってあげるくらいの事はすると思った。

 

子どもをなおざりにして携帯に目を向けていた罪滅ぼしとしては

まぁ、足りないけどやらないよりはいいだろう。

 

お店が混雑しているわけでもなく

何か目を離せない荷物があるわけでもないなら

たやすいことだとはだれの目にも明らかだ。

 

 

だが、その父親が取った行動は違った。

 

「そんなことしないよ」

 

相変わらず携帯から目を離すことなく

というよりも

 

子どもとは全く目を合わせずに

そう、のたもうた。

 

 

まったく、思い出すだに気分が悪い。

 

 

そして相変わらず携帯に目を向けたまま

 

「飲み物もういいの?」

 

と聞く事もせず、余ったジュースと氷を捨てて・・・

 

「ねぇ、次どこいくの?」

 

と聞く子供にはこう答えた。

 

「いかない。ママが待ってるから帰るよ。」

 

 

嘘つけ。お前が面倒だから帰るだけだろう。

ママをダシに使うのは失礼極まりない。

 

 

夫婦&子連れでコンサートに来ているのに

携帯でエロサイトを見ている父親も見た事がある。

 

それと変わらないレベルというか、もっとひどいかもしれない。

 

口は悪いが、ハッキリ言う。いずれも、クソ野郎だ。

 

 

僕は先生でも、子育ての専門家でもなく

尾木ママ的な立場ではないので多少口が悪いのは

目をつぶって頂きたい。

 

 

誇りを持って子育てをしている父親として

ああいった姿をみると許せない気持ちになる。

 

「子どもと向き合う方法がわからない」

 

とか言う人もいるかもしれないが、上げた例はどれも

子どもとの向き合い方ではない。

 

社会との向き合い方

自分自身の生き様

 

の問題だろう。それがわからない?!

自分自身に責任が持てないのなら

父親になど、ならなくてもいい。

 

 

あんな姿を見た、青春真っ盛りの

野球少年たちが、将来、父親になる事を

楽しくない事だと勘違いしないでほしいと思う。

 

 

 

 

父親。こんなに楽しい事は他にないのだ!!!!!

俺達は物凄くラッキーなのだ。楽しまない手はない!

 

 

自分本位に、自分の事を満たす。

それも生き方としてありなんだけど・・・

 

人を満たすことで自分が満たされるというのが

全く綺麗事でもなく、本心からそう思うんだけどなぁ・・・。

 

せめて、あの父親が、心の中の悪魔の部分を

僕の前でフト見せてしまっただけで

いつもは笑顔で子ども達と向き合っていて

心健やかに過ごしている事を願う。

 

 

もう一度言おう、父親ほど楽しい事はない!!!!!

夏休みの子ども達と、人生を楽しもうじゃないか!!!