変動金利型のリスクについて
追加でお話をしましょう。
変動金利を選ぶ方に多い傾向として
保証料を金利上乗せにして初期費用を
減らすというやり方があります。
そうすると、優遇後の金利から
0.2~0.3%UPして、0.9%前後で
組まれるというパターンが多いです。
0.9%・35年・5000万円・元利均等
ボーナス返済無しで組む場合
月々138,825円のご返済で、総返済額は
約5,830万円になります。
金利上昇局面に入り
例えば3年後から10年かけて
0.2%ずつ金利上昇して最終的に2.9%
までUPするとどうなるでしょう。
答えは・・・
ご返済は月々183,580円まで上昇し
総返済額は7,200万円に達します。
そこまで変わるか!!というくらい
リスクを含んでいるのが変動金利型なのですが
あまり借り入れの際にイメージしませんよね。
仮に、同じ5000万円を、全期間固定で1.4%の
金利で借り入れをしたとすると
ご返済は月々150,655円
総返済額は約6,330万円です。
全期間固定の代表的なローンである
フラット35の場合は、物件価格の9割までが
融資対象になりますので、1割以上の頭金が
出せることが条件になります。
今が、最低金利に近い状況だと思います。
当社のお客様では固定を選ぶ方が多いです。
最近はWEBによる申し込みで保証料を
割引いてくれる会社もあります。
他にも、自己資金比率が高ければ
金利を通期で引き下げてくれる商品も
あり、変動金利とあまり変わらない金額で
固定金利の恩恵を享受できることもあります。
「変動が上昇したら固定に切り替えよう」
と、思っている人がいるとしたら
それは間違いです。
固定金利の方が上昇は早いのです。
固定金利が上がり始めたとき、それは変動金利の
リスクがUPし始めるサインと言えるかもしれません。
なにより、私たち個人が決められるものではない
大きな流れの中で決まるのが金利。
その流れに飲み込まれるか、うまく乗るか?!
実はすごく大きな差が出るところです。
しっかりと考えていいプランでローンを組みましょう。
今日も、サンキュー。
コメントをお書きください