リフォームアドバイザー⁈

リフォームと一言で言っても、様々なレベルのリフォームがありますね。

 

写真のは３階建ての鉄骨造メゾンオーナーのリフォーム案件です。１・２階賃貸で、３階の１３０㎡位の１フロアのオーナールームを７５㎡と５５㎡に２分割するリフォーム工事の時の写真です。

 

オーダーは「同居していた親が亡くなったから、半分のスペースが無駄なので自宅部分を小さくして、賃貸部分を作りたい」とのこと。

 

リフォーム業者さんって、それこそこの規模（千万単位の仕事）にもなると、どこに頼んだらいいのか全く分かりません。ハウスメーカー系のリフォーム業者だと、確かに提案はしっかりしているのですが、明らかに２割は高いです。規模が規模なので、２割と言っても数百万ですからね。

 

結局、大手に頼んだからと言っても作業するのは下請け業者です。営業の方のサラリー、事務所等の固定費が多くかかるんだから当然高いのは当たりまえです。

 

そこまでの規模じゃなくても、自社で職人を雇用していて、下請けをなるべく使わないで施工出来る会社なら、工程・現場の管理もしやすく安定したクオリティの施工が期待できます。

 

ですが、個人経営のようなリフォーム屋さんだと、何か問題が起きた時に補償する資力がない可能性があるので、この規模を任せるには危ない。

 

結構、悩みました。そこで、建築系のみならず様々な分野の知識豊富な不動産鑑定士の仲間から、比較的現場に近いところに会社があった地場工務店の紹介を受けました。見積・提案をしてもらい、安心出来そうだったのでお願いすることにしました。

 

ポイントは・自社施工の注文新築戸建も施工している・地場なのでアフターフォローが必要な時にお願いしやすい・創業数十年の会社で資金力も安定という点です。

 

建物は、築年数が３０年程度経っていたので、断熱材なども入れなおしての大工事となりました。私は、業者選定のアドバイザーとして各社の提案をオーナーと一緒に聞いて、要望を整理して比較検討のお手伝いをさせて頂きました。賃貸の管理は請負っていますが、アドバイザー料をもらったわけではありません。

 

本業じゃないので、さすがにお客様からお金貰えません。

こちらは、以前管理していた分譲マンションの１室。こちらは賃貸に出していました。

 

１LDKのお部屋のLDK部分です。見て頂くと、壁の１面の柄が違うのがわかりますよね？！

 

賃借人が退去し、次の賃借人を探すタイミングでの原状回復工事の際に、この１面だけ柄を変える提案をさせて頂きました。

これは、木目調の壁紙なんです。他の面は、前の賃借人様が丁寧に使って頂いていたようで結構綺麗でしたが、この１面だけはどうしても目立つ汚れがあって、変えないわけにいかなかったのです。

 

その時に、周りと同じような白の壁紙にすると、そこだけ浮いちゃうんですね。

 

アクセントクロスというのですが、この面だけをちょっとチャレンジングな柄にしてみました。

 

イメージはロン・ハーマンの店舗のような、ちょっと高級なビーチスタイルです。結果、ご年収が900万を超える理系の単身女性40歳前後の方が、一目で気に入って借りてくださいました。

 

ほかにクリーニングやトイレのCFシートの張替え等もありましたので単独でいくらというわけでは無いですが壁紙を１面替えるだけなので、これ自体だけの工事費なら数万円です。