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自宅の標高がわかる

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。みなさんは自宅の標高がわかりますか?!長野県の人は、ほとんどが自宅の標高を言えるという話があります。まぁTVの演出なんかもあるし、言い過ぎな面はあるだろうけど、実際に長野には道路にも「800m」とか標識の表示板が置かれていたりするようですので、自宅の標高も知っている人が多いみたいです。

標高を知っておくと良い事

標高を知っておくと、浸水リスクなどを知ることが出来ますね。近くにある川よりもどれだけ低いのか&どれだけ高いのか、地元で浸水したことがあるエリアはどういう地形なのか、実際頭の中にある景色と標高を見ながら比較すると、どういう土地はリスクが高いのかが見えてきます。

 

単純に自宅の標高を知るだけではなく、いくつかのポイントと比較検討をするのが良いです。近所で、地盤が強いであろう場所との標高比較をすると参考になります。いくつか例を挙げておきます。

 

□近くを流れる川

これは言うまでもなく、水がどう流れていくかを想定するためですね。1級河川とひかくするというよりも、家の近くにある小さな川と自宅に2m以上の差があるかどうかは結構大事です。いざという時、逃げるかどうかの判断基準ですね。

 

□給水所・浄水場

例えば、世田谷エリアでは桜新町にある駒沢給水塔、九品仏の浄水場など、水に関わるところはそのエリアの中では比較的標高が高い場所にあります。「水は低きに流れる」のだから標高が高くて、地盤が安定しているところにしか水に関する施設などは作りません。

 

□国の関係する施設

自衛隊関連の施設等が近くにある場合は、そちらの標高も見てみると良いですよ。恐らく高めの標高になっているはずです。

 

□神社・仏閣

東日本大震災の時に、津波到達ライン上には地域の神社が鎮座していたという話がありましたね。地域で大事にされてきた神社がどの場所にあるかはチェックしておいても良いと思います。

 

ただ標高が何メートルかだけを見るのではなく、あくまでその地域全体を見て比較してみると自分の住まいが安心な立地かどうかを判断する一助になりますね。

国土地理院地図

標高を簡単に調べることが出来るのが

 

「国土地理院地図」

 

です。誰でも見れるサイトで、標高を簡単に調べることが出来ます。

 

地理院地図で見ると、桜新町駅は42m位です。

 

近くにある給水塔は46m前後。駒沢公園に行くと、一番低いエリアで35m位です。

 

ちなみに自由が丘駅あたりは24m。丘・山などの地名が付いているところは安心だとかいうのはあまり根拠が無いですね。

 

実は、数年前のゲリラ豪雨で駅周辺の店で地下のところは水没したりもしたんですが、そういうことはあまり知られていません。標高だけに頼らず、土地の成り立ちや、地盤などトータルで自分が住みたい場所の情報を取ってみましょうね。

地図・空中写真閲覧サービス

同じ国土地理院のHPにはこんな面白いツールもあります。地図・空中写真の閲覧サービスです!

 

色々な所を、撮影した記録が無料で閲覧できます。そして、印刷も出来ますが、なんと購入することもできるようです。

 

うちの父が、以前自分たちが住んでいた町の写真が新聞に掲載されたとき、みんなの分買って送ると言って連絡してきたことがありました。

 

航空写真って、なんかノスタルジーを感じることもありますよね。

 

この写真は昔の駒沢公園です。ゴルフ場だったんです!!それも話は聞いたことがあっても、実際に目にすることは殆ど無いので、こうやって観るとおぉ~面白い!!となります。

 

航空写真も、国土地理院のHPみる事が出来ますので、このGWに自宅で時間がある時には地図を眺めて家族と色々お話してみるのも面白いのではないかと思いますよ。

 

自由が丘不動産エージェント㈱タシカ 代表取締役 名取確