· 

脱・情報屋&テレワークで見せる背中

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。不動産業界への影響がどうなるか?!は、周り中の仲間達も注視しているところですが、実態がまだ見えていません。今後を見据えて、顧客の皆様に何をどう伝えることが正しいか、各社の態度が問われていますね。

不動産業の労働環境への影響

202047日、日本においても緊急事態宣言が発令されました。新型コロナウイルス問題の影響で日本の労働環境にも大きな影響が出ています。また、テレワークや時差出勤を急きょ導入する企業が増えています。

不動産業界も、テレワーク体制に切り替え、感染リスクを軽減するような動きを取り始めています。結果、働き方改革にもつながり、生産性向上につながられればと考えている会社も多いでしょう。

 

ただ、これは各社の体力的な問題もあります。体力があり、社員の業務習熟度も高い企業は切り替えが上手くいくと思いますが、中小の町場の業者などはかなり環境的に厳しくなることも覚悟してニッチなニーズを拾っていけるようにならないと淘汰されることになるんでしょうね。

 

 

当社のお付き合い先の不動産事業者のスタッフにお話を聞くと、残念ながら、新型コロナウイルスの影響により、展示場や来店される方が減り、かなりの影響を受けているようです。また、来店も減っている上に、不動産業界は「物件案内」という直接顧客と接する営業となるため、テレワークの導入に躊躇されている様子が見られるのも現状です。

新しいコンテンツの導入

今、不動産業者には、普段できないような対応が求められています。自社ホームぺージのSEO対策(コンテンツ量を増やす、魅力的なサービスのPRなど)を実施したり、WEB個別相談会やWEBセミナーなどのPRを行っていくなど、非接触な対応が必要となっています。

また、これから不動産購入を検討されるような方は「不動産購入のタイミングではない?!」とお考えの方が多いかと思いますが、このような値段交渉がし易い時期をチャンス!と考える方も当然ながらいらっしゃいます。

 

当社では、以前より不動産テックを推進するため、以下のシステムを整えています。

◆セルフィン

物件の良し悪しを一瞬で判断出来る診断ツール。中古マンション・戸建の価値を100点満点で評価できます!

◆全国マンションデータベース

全国のマンションの95%を網羅しており、中古の販売履歴やクチコミが見られるデータベース。自宅が今いくらで売れるかはこれで見れば大体わかっちゃいます。

◆物件提案ロボ

希望条件を入力しておけば、、AI評価付きのレポートが毎日配信されるシステム。自分で物件探しをする&新着がどれかチェックする時間を省けます。

◆土地情報ロボ

注文住宅用の土地探しをされている方、アパート建築希望の方などに土地情報を届けるシステム。需給バランスで土地は急がないと買えません!

不動産屋が【物件情報屋】である時代は終わりです。情報はお客様でも集められます。

 

お客様の相談を受けて、不動産の不安を一掃するコンサルティングの提供に時間を使うために導入したのが上記のツールです。当然無料で便利なツールなので気軽に試してみてくださいね。業者仲間の皆さんもご興味があればどうぞ!やり方もレクチャーしますよ。

テレワークで見せる背中

総務省「通信利用動向調査」によれば、企業のテレワーク導入率は11年の9.6%から、18年には19.1%に上昇しています。ですが、中小企業の導入率は14.5%と大企業に比べて低いです。実際、コロナの現状下でも通勤せざるを得ないという方の方が多いのです。

 

今、政府がテレワーク導入にかかる費用助成の追加募集を開始していますが、WEB配信するために女優ライトを導入しようかなぁ~・・・カッコ良いマイクなども手配しないとなぁ~・・・なんて浮かれていると、助成金が出なくて焦ったり、足下すくわれるのは間違いありません。

 

テレワークが普及すれば、誰が何をどれぐらい手掛けたかという仕事の「見える化」が進み、これまでは出勤していれば会社の「メンバー」としてみなされてきた評価体系も、より成果に見合ったものへと転換せざるを得ない状況となります。

 

テレワークの普及により職場以外で仕事をする時間が増えれば、移動時間を他の時間に使えたり、家族との時間に充てられるため、時間の有効利用にもつながります。

 

って言うと、良い事ばかりのように思えますが、全然違うと思います。テレワークだけでモチベーション保てるわけないですね。人は、自分のためではなく、利他の精神で人のために動く方が頑張れます。自分のためだけに頑張るって限界がありますが、人のためであれば限界突破できますよね。

 

本気で仕事しようという想い無く、自宅でテレワークをさせられている人は、今をバカンスと勘違いするんですよね。酒飲んじゃったりして。。。気持ちはわかる!けどダメです(笑)

酒飲んで仕事する人は信頼されません。普段と一緒です。たまにはありますよ、成約祝いでお客様と昼から会食して飲むことも。でも、その日はそうなることを見越して他の仕事入れてませんから。家で飲みながら仕事する親の背中を見せられた子供は、未来に希望持たないでしょう!

 

今日のテーマから離れてしまいましたね。。。

 

今、不動産業界でも、求められるエリアの選定やテレワークに適した間取り・設備などをPRした物件を作るべく動き出している会社があります。かく言う私も、書斎スペース位欲しいなぁと思い始めています。それを叶えるには間取り変更がしやすくて防音なども整えられる可変性が求められます。

 

私達は、今までよりもさらにニーズに応えらえる知識と経験が求められるようになったのではないかと思います。であれば、僕は勝ち組の中に行けるかな。不動産のプロは簡単には育ちません。そんな甘い仕事ではない。私も不動産歴19年ですが、まだまだ未体験の事も一杯。本物のプロなんて、きっと一人もいないんです。出会った貴方の人生を変えるプロには、もうなっていると思いますけどね。

 

自由が丘不動産エージェント ㈱タシカ 代表取締役 名取確