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倒産の実態は?!

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。倒産でも廃業でも破産でもなんでも、一般の僕らにとっては同じような意味で捉えていますよね。事業を継続することが出来なくなってしまうという事。実態は現状どうなっているんでしょうか。街を歩けば「〇〇年間、ありがとうございました。」と張り紙と共に閉店しているのを見かけますが…。

倒産と廃業

倒産件数が緩やかに拡大しているそうです。

 

倒産って、Wikipediaで見てみたら、なんとびっくり「明確な定義はないのですが」と説明書きがありました!

 

僕の中では、不渡りを出す=倒産だと思っていましたがそれも認識違いなんですね。完全に頭の中はナニワ金融道。

 

経営破綻も倒産。民事再生も倒産。破産も倒産。会社更生も倒産。

 

倒産という言葉の範囲は思っていたよりも全然広いんですね。

 

でも、廃業は違うと。自主的に事業をやめるものだからという事ですかね。

 

確かに、最近も千葉県船橋市で老舗の旅館が廃業するというのを耳にしました。太宰治ゆかりの宿ということですが、コロナ禍で宴会などのニーズが無くなってしまったようです。重要文化財の建物はこれから解体…文化がまた一つ廃れます。

 

そのインタビューで「コロナで考える時間が増え、廃業に踏ん切りがついてしまった。」と語られていたのは印象的でした。ある種辞める勇気が持てて、辞められるというのは幸せなことなのかもしれない。にっちもさっちもいかなくなって、倒産というのは事実が重い。

 

最近、街を歩いていて「あれ?この店無くなっちゃったんだ?!」という瞬間、結構ありませんか?!高齢の方がやっていたお店とか手書きの貼り紙で今までの感謝が記されているのを見ることが多少増えた気がするのは気のせいでしょうかね。

 

見るたびに、せめて倒産ではなく廃業で余力をもって引退という形であることを願ってやみません。

 

当社だって他人事ではない。固定費すら回らなくなる瞬間はいつ来たっておかしくない…。真剣にそう思うと、街中の貼り紙が急に胸に迫るものになってきます。

 

他人の人生なら、軽いけど、身内だったらその貼り紙、涙なしに見られません。

 

自由が丘不動産エージェント㈱タシカ 代表取締役 名取確