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綺麗事、だ~いすき!

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。緊急事態宣言がある程度解除に向かうという事で、全体としてもコロナが抑えられつつある…のでしょうか?!本当にそうなのか?!その答えは、のちの歴史しか証明できないんでしょうね。

何となく感じていた違和感

自粛生活が続き、長く家にいる事が多くなっていますね。そうすると、母親たちを中心に「子どもが2週間もずっと家に居て大変」という声が必ず上がります。

 

でも、その言葉にはとても違和感を感じていました。我が子とじっくり2週間、一緒に居られることに喜びよりも負担を感じる?!のかな。

 

その実は、そうではないでしょう。夫婦共働きで働くことが当たり前になってきたから、仕事をしないということがイレギュラーすぎて精神的に不安だという事ではないかと思います。

 

働かなければ食えないのですから。

 

休んだ分、損をする。という感覚になってしまうのだとすれば、それは辛い。

 

子どもは、忙しく働く親の姿を当たり前のものとして受け入れるから「親の邪魔をしてはいけない」と思うので、長時間のコミュニケーションをとるのが苦手になる。そしてタブレットを覗き込む。

 

家庭で親が子どもとコミュニケーションを大して取れていないのに「コミュニケーション能力が足りない」だなんて、人に言えたもんじゃないですからね。親と子はどれだけでも一緒に居られて、それが決してお互いの負担にはならないはずなのです。

 

チョットだけ、センチメンタルな気分になって考えてみましょう。親とあと何回会えるのか。「おはよう」「おやすみ」を親と言い合える日は何日あるのか。僕はいつもこれを考えるたびにギュッと胸が締め付けられます。親父はもう亡くなってますし、母と「おはよう」「おやすみ」を交わせるのなんて一緒に旅行に行く時くらいですから。

 

さっきも、夜9時からZOOMミーティングがあったので、先に寝る子どもが挨拶しに来ました「おやすみなさい」とギュッとハグして階段を上っていく音は、幸せな響きでしたよ。あぁ、でも一緒に寝ればベットで娘と手を繋いで、いつの間にか眠りに落ちる幸せな時間もあったのにな。まぁこんな事を考えられる今この瞬間こそが大事な時間なんでしょうね。

 

きっと誰もが 人生で一番 家族と過ごせる 時間になるから

 

奈良新聞が最近1面広告でこのようなメッセージを出しています。「誰もが」ではないだろという議論はそれこそ不要不急。この家族と過ごせる時間に、何を思うか。人生を見つめなおして自分の幸せとは何かをしっかり考えて歩んでいこうよという事です。

 

緊急事態宣言の解除が近いとすれば、考えていられる時間はあと少しかもしれない。

 

きっと、日常が戻れば、今のこの穏やかな時間の日々は「そんなときもあったね」ってくらいでしかなくなります。必死で生きて行かないといけないのだから。

文句を言うほど偉くない

子どもの事で言うと、学力が下がってしまいそうとか、行けてない間の学校サービスの提供はどうなるんだとか・・・何を言ってるんだか、ほんと不思議です。

 

子どもは勝手に物事を考えて観察して吸収して賢くなりますよね。そもそもヨーロッパ・アメリカ・アフリカでは夏休みが2ヶ月以上の国もざらにあるのですから、毎年その間、世界中の子どもは同じようにダラダラして宿題もしないで親に怒られてるはずです(笑)でも、べつに問題無いですよね。

 

子どもの可能性を信じて、日常の様々な所で自然に勉強になることを見つけてアドバイスしてあげれば、子どもはほんとスポンジのように吸収していきます。花の名前はもう子どもの方が詳しいし、空の色の変化に敏感だし、英語の発音も負けました。

 

うちでは、一緒に毎日縄跳びをしてます。2重跳びなんて夢だと思っていた息子は、コロナ休暇のうちに最高6回跳べるようになりました。娘も、あや飛びは学校が始まったらクラスで1番になっていたい!とテーマを自分で決めて0回⇒10回跳べるようになりました。

 

こんなに素晴らしい学習&思い出を得られたのだから、自粛した甲斐があります。

 

とはいえ、これ受験生抱えてたらそうは言ってられない不安が一杯あるんだろうなぁ…。

頼るのに、信じてない

日本はサービスが整いすぎている感じしませんか?だから、自分ではない誰かがやってくれるだろうという気持ちが強いように思います。

 

政治についても、文句は言うけど、自分は参加しないですしね。自分でやらないという事は、人に頼っているのに、頼る相手を信じていないという矛盾があります。

 

文句を言わないと変わらない?!という面もあるのでしょうけど、ほとんどの場合はその文句は揚げ足取りの様に見えるのは気のせいでしょうか。

 

結局のところ大事なのは自分自身の行動については、自分で決めて自分で責任を取らないといけないということです。当ったり前なのですが、それだけでは辛い。だからこそ人と連帯する必要がありますね。頼らず、共に高めあう、前向きさを持っていたいと思います。信じられる価値観の近い人達と連帯して(価値観が違う人を排除せず)、楽しい人生を送るために僕がやる事は何だろう。

 

まずは精一杯、家族や仲間に一緒に居られて幸せだという事を伝えようと思います。今もやってるつもりだけど、もっと意識してね。そこから、きっと始まるでしょう。

 

たまに考える、こういった綺麗事。だ~いすき(ハズキルーペ風)♡

 

みなさんは、何から始めますか?!ぜひ語り合いたいです。

 

自由が丘不動産エージェント (株)タシカ 代表取締役 名取確