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変動型が人気です。

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。住宅ローンは変動タイプが人気になっています。確かにめちゃくちゃ金利安くて0.5%を切るような商品もありますから人気なのもうなづけるのですが、実は当社のお客様は固定金利を選択する方が多いかもしれません。安心安全を重視する方が来てくださっているという事でしょうか。

変動・固定それぞれの魅力

変動金利と固定金利、どっちを選ぶ人が多いと思いますか?!

 

其々にメリットがあるし、一度固定を選んでから変動に変更できなかったりしますので実は結構大きな選択を最初に迫っていることになるんです。

 

国土交通省は「令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果を発表しています。

 

これは民間金融機関を対象に貸し出し状況等を調査した回答結果をまとめたものです。

 

<国土交通省>https://www.mlit.go.jp/report/press/house01_hh_000098.html

 

調査対象機関は1,340機関、回答率は95%とのことです。流石!国交省の調査ともなると金融機関もほぼしっかり回答するんですね!!逆に回答をしなかった5%はどの金融機関なのか知りたい(笑)

 

この調査結果によると、個人向け住宅ローンの新規貸出については、「変動金利型が最も高く、割合も60.5%になった」とのことでした。前年度の変動金利型の割合も「50.7%」と過半数でしたが、今年度はさらにその割合が増加したようです。

 

でも、意外ですね。60%ですか。もっと差があると思っていました。それも、前年は50%だったんですね。固定とほぼ半々?!まぁ固定も色々ありますから、5年固定・10年固定などを選んで短期売買する方もいらっしゃいますしね。

 

現在の金利はフラット351%前半という低金利が続いています。

 

変動金利の場合には、0.5%を下回るような金利の商品もあるようです。短期的な支払金額を抑えるという意味では、この低金利は魅力的と判断されると思います。

 

ただ、注意していただきたいことは、住宅ローンは2030年にわたる長期的な支払になる、という点です。目下、経済が好転して金利が上昇する見込みがあるとは言えない状況ですが、10年後、20年後はわかりません。

 

例えば10年前のフラット35の金利は、2.53.0%の間くらいでした。10年前、景気良かったなぁ~。と言える方、どれくらいいらっしゃいます?!思いっきりリーマンショックの後でまだ全然復活していない時期でもあったと思います。そんな時期でも今より金利が高かったんですよ。

 

株価で言ったって当時に比べたら今の方が全然高いのに、金利は連動していません。金利っていうのっ景気だけに連動するわけじゃないという事の証明じゃないでしょうか。

 

住宅取得後、積極的に繰上げ返済をして、短期で住宅ローンを完済する予定の方については、変動型の低金利を選択する方法もありだと思います。早めにローンの残高を減らすことができれば、金利が上昇した場合の影響を抑えることができます。

 

一方で、住宅ローンを固定費として考え、安定的な家計のバランスを重視する方は固定型を選択することもありだと思います。この、固定費として考えるというのは僕は凄く好きな考え方です。事業をやっているからそうなのかもしれませんが、固定費なら損だとか得だとか無いですし、自分が活きるための前提条件という感じがします。

 

固定費すら払えないなら、事業継続する権利が無い。

 

言い換えれば

 

ローンすら払えないなら、持ち家に住む権利は無い。

 

株とかの金融商品と同じように住宅ローンを捉えると、金利が上がった下がったで一喜一憂することになります。その精神状態が嫌です。

 

住宅ローンの選び方は金利だけではありません。自己資金率を高く出来る方には、フラット35でもさらに金利を下げることのできる商品があったりもしますので、金利の差が少なく固定に出来たりもします。また団体信用生命保険に加入するかどうかなど、ライフプランも併せてお話をして公開の無い選択をして頂けるようフォローします。

 

住宅ローンは、自身のライフスタイルに合う合わないをしっかり理解して選択するようにしましょう。

 

自由が丘不動産エージェント㈱タシカ 代表取締役 名取確