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地震保険の仕組み

自由が丘不動産エージェント㈱タシカの名取です。地震保険って、わかるようでイマイチわかってないんですよねぇ。全額出るのか出ないのか、基準が良くわからない。なので、入った方が良いのかどうかもよくわからない。というのが、正直な印象です!

頻発する地震

5月20日に東京湾で地震が頻発しました。1923年からの統計上で初めての出来事だそうです。

 

千葉県の船橋から木更津の内陸に近い海が震源だったそうで、深さが20キロと浅いとのこと。

 

ここで本震が起こるか、もっと内陸にずれて直下型地震が起きたらどうなるんでしょう。内陸直下型は浅いところで起きれば、地震の規模がそれほどでなくても結構な揺れになってしまいそうです。

 

また、沖の方にずれて、大きな地震が起きることも考えられます。その場合、揺れに加えて東京湾でも津波が起きることがあるかもしれないそうです。ひぇ~~~。怖い。東京の湾岸で津波が起きたら、海に近い町などはどうなるんだろう?!東京駅の地下街とかにも水が来るかも?!

地震保険には入りましょう!

もしも大きな地震によって被災した場合、生活を立て直すときには地震保険に入っていないと、火災保険では賄えない場合があります。

 

地震保険では、契約できる補償の対象や、方法、保険金額、支払い基準に制限があります。

 

被災したときに「期待していた補償を受けられなかった」ということがないように、地震保険の仕組みをしっかりと理解しておきたいのですが・・・今までイマイチよくわからなかったのが正直なところです。

 

○地震保険の対象

居住用建物(専用住宅及び併用住宅)及び家財です。自動車は家財に含まれないので注意!!

 

○契約方法・保険金額

地震保険単独での契約は出来ず住宅火災保険もしくは住宅綜合保険に付帯して契約になります。

 

契約できる保険金額には制限があり、火災保険の契約金額の30%~50%の範囲内。

建物で5000万円、家財で1000万円の上限があります。

保険料は、建物の構造、所在地により異なります。

 

○割引制度(重複適用は不可)

・耐震等級割引

・建築年割引

・免震建築物割引

・耐震診断割引

 

○補償内容

地震・噴火・津波を原因とする損害が補償の対象になります。

 

○支払い(平成291月以降の契約以降)

・全損(保険金額100%)

・大半損(保険金額60%)

・小半損(保険金額30%)

・一部損(保険金額5%)

※平成291月以前の契約は加入している保険会社にご確認ください。

 

また、保険料の負担を抑えるには割引制度の他に「地震保険料控除」があります。

 

年末調整や確定申告などの税金の控除制度も利用する事が出来ます。保険会社から届く「控除証明書」を添えて申告する必要がありますので控除証明書が届いたら、申告するときまで大切に保管しておきましょう。

 

特定の地震保険契約がある方は「地震保険料控除」を適用することで、支払った保険料の金額に応じて所得税や住民税の控除を受けることができます。

 

地震保険で補償される金額は、最大でも火災保険の保険金額の50%までとなるため、決して十分な金額とはいえないでしょうが被災後に家を建て直さないとしても、住宅ローンの返済や、新しい住まいの賃料、当面の生活費など、生活を立て直すためには多くのお金が必要となります。

 

地震保険で補償されるかどうかも大事といえば大事なのですが、地震の被害が最小で済むような場所で、被害を軽減できるスペックの住まいに住むことが大事ですよね。

 

近所で建築されている新築物件の基礎や、基礎と柱の接合部をよく見てみてください。揺らしたら折れないか?!と思うような接合部だったら…ちょっと怖いですよね。私もお金があれば、安心安全な重量鉄骨の家に住みたいですが…。残念ながら木造戸建ての接合部を見ると怖い物件が多いです。

 

でっかいハンマーで(シティーハンターのイメージ)ぶっ叩いたら壊れそうな柱か、壊れなそうな柱か、直感的にこれなら大丈夫だろうと思えるような家に住みたいです。

 

木造なら某SR社。鉄骨ならヘーベルハウス!!何が完ぺきかはわかりませんが、直感力を鍛えるために知識等を入れておくことが大事ですね。

 

自由が丘不動産エージェント㈱タシカ 代表取締役 名取確